平成20年度第2回千葉県建設技術協会講習会 参加報告
先の平成20年11月13日(木)に千葉県建設技術協会(成毛会長)の技術講習会が下記の要領で開催されました。地盤工学会関東支部千葉県グループが協力する形でしたが、200名を超える参加者を得て成功裏に終了しました。
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会長あいさつ
千葉県県土整備部理事 成毛一雄氏
1 日 時 平成20年11月13日(木)13時20分〜16時40分
2 場 所 千葉市文化センター 3Fアートホール
3 スケジュール
13:20 開会及び事務局からの連絡事項
13:20〜13:30 会長挨拶 会長:千葉県県土整備部理事 成毛一雄
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13:30〜15:00
講演1)「近年の地震被害よる橋梁調査報告及び災害時橋梁点検のチェックポイントについて」
講師:(社)日本橋梁建設協会 保全委員会委員
片山ストラテック? いはら井原 つとむ務 氏
新潟県中越沖地震、岩手・宮城内陸地震における橋梁被害の実態報告と補修・補強工事の実例、さらに災害時橋梁点検のチェックポイントについて詳細な講演がなされました。
15:00〜15:10 休憩
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15:10〜16:40 講演2)「中国四川省大地震調査報告について」
講師:(社)地盤工学会会員
東京大学大学院工学系研究科社会基盤専攻
准教授 うちむら内村 たろう太郎 氏
「中国四川省のブン川地震被災状況と中国との共同研究」として、現場の生々しい写真を中心として講演がなされ、地震のすごさ、迫力を感じさせる内容でした。
なお、単純なコンクリート橋がダメージ少なく、近代的な橋梁が崩壊しているという事例は、現代土木に対する印象的なお話しでした。また、中国の設計震度は、随分甘い値であるようです・・が、広い中国大陸の実情は複雑であり、今後の研究に負うことになりそうです。
16:40 閉会
絶好のタイミングと中身の濃い、好企画でありました。
引き続き行われた意見交換会も、活発な議論と交流がなされました。
(2008.11.14記 地盤工学会関東支部千葉県グループ・千葉県地質調査業協会 中村)