平成30年 新春のごあいさつ
平成30年 新春のごあいさつ
新年明けましておめでとうございます。
皆様方におかれましては、健やかに新春をお迎えの事とお慶び
申し上げます。
また日頃より、当協会の活動に対しまして格別のご指導、ご鞭撻を賜りました事、心より厚く御礼申し上げます。
当協会は昭和52年に設立され、平成23年1月に一般社団法人となりました。
この間、関係各機関にも地質調査業務の重要性・必要性も理解され、そして当協会も認知、信用されるようになり着実に発展させて頂く事が出来ました。関係各機関には深く感謝申し上げます。
さて、昨年10月には前線による大雨・暴風等、そして台風21号・22号と立て続けに発生しました。
千葉県においても、大雨により法面崩壊、護岸崩落と言った災害が発生し、私達
協会にも県土整備部出先機関(君津土木事務所・安房土木事務所・長生土木事務所等)
より災害支援要請が34件ございました。協会として、災害支援要請に対して迅速に対応出来た事と自負しております。
千葉県との災害協定締結以後、毎年災害支援要請が数件あり、こういった豪雨災害が多発し、もう異常気象と言ってはおられません。今こそ、命をしっかりと守れる災害に強い強靱な国家、強い社会資本の構築がソフトとハードの両面から急がれているところだと思います。
さて、経済も気持ち明るくなってきているように思われますが、まだまだ実感として湧いてこず、社会同様に業界としても格差が生じてきているのが実態です。
安心・安全な社会の構築を進めて行く上でも、実態としての経済の力強さを取り戻し、国の財政基盤が改善される事を望むところです。
(出雲大社)
昨年度も申しましたが、私達地質調査業業界におきましても、長年にわたって、公共事業を基調としてきた中で減少し続けてきたことから、各企業が厳しい状況下にあることに変わりが無く、いまだ技術者の高齢化、若手の人材不足そして確保・育成と言ったことが課題となっております。これは、建設業界全体の課題でもあるかと思います。
私達地質調査業協会も、魅力ある業界にしていく観点からも、「千産千消」を推進されています千葉県におかれましては、災害に強い県土の整備・県土の均衡ある発展を願う県内に本社を置く団体「一般社団法人 千葉県地質調査業協会」の会員をご活用頂くことにより、私達協会員の雇用の維持・拡大そして発展に繋がるものと信じております。
最後に、皆様方には、今後ともより一層のご指導、ご鞭撻を賜りますとともに、益々のご健勝・ご活躍をご祈念申し上げ、新年のご挨拶と致します。
平成30年一月元旦
一般社団法人 千葉県地質調査業協会 会長 多田 勝則