令和元年度 専門研修(道路法面点検)報告
令和元年度 専門研修(道路法面点検)報告
先の令和元年12月10日(火)、標記の技術研修会が開催されました。千葉県県土整備部技術管理課が主催する恒例の研修会です。令和元年は台風15号、台風19号、10/25の千葉県集中豪雨などの災害が多発し、官庁は災害査定対応で繁忙を極める状況であります。
このため、参加エントリーは少なく、8名のうち6名の参加でありました。
講師は一般社団法人千葉県地質調査業協会から派遣し、午前中は君津土木事務所で室内講義です。
講習内容は以下の通りです。
講師は一般社団法人千葉県地質調査業協会技術副委員長の高橋高志氏でした。
1.一般社団法人千葉県地質調査業協会の紹介
2.道路防災点検
3.点検の概要
4.被災の例
5.防災カルテの例
6.のり面・斜面の新しい調査方法・器具
* 現地研修について
豊富な写真を使用して、具体的なわかりやすい講習でありました。
お昼を挟み、午後からは一般県道上畑湊線富津市山中地先の法面を対象に現地研修を行いました。
一般県道182号上畑湊線は地元で「紅葉ロード」と呼ばれているそうで、現地は紅葉の季節のため行楽の車が多い状況でした。
現地では、のり面吹き付けコンクリートの観察や打音検査などの実地研修を行いました。
現地研修風景
小段の高さ8m、上の写真のように基盤なりの被覆は随分古いのり面であることが分かります。
最後に現地研修の総括と質疑応答があって現地解散となりました。参加者はバスで君津土木事務所に戻り、解散です。
以上、度重なる台風や大雨への対応業務と重なってしまい、受講者
が少ない中での開催となりましたが、中身の濃い研修会でありました。
2019/12/10(火) 一般社団法人千葉県地質調査業協会(中村)