平成25年度 技術力向上(点検実習)特別研修 報告
平成25年度 技術力向上(点検実習)特別研修 報告
先の平成26年2月19日(水)、標記の特別研修が実施されました。
千葉県における土木技術職員研修計画の一つとして千葉県県土整備部技術管理課が主催したものです。一般社団法人千葉県地質調査業協会より講師を派遣して「道路法面の危険予知について」の講義及び道路法面の点検実務現場研修を行ったものです。
室内の講義だけではなく現場に出向いて研修することは少ないことから、残雪の中元気に現場を歩く若い技術者には好評でありました。参加者25名です。
主要地方道 富津館山線・富津市豊岡地先
まず、富津市民会館研修室に集合し、千葉県県土整備部技術管理課企画調整班松本将技師の司会で始まり、一日の工程や内容に関する説明がありました。
司会の千葉県県土整備部技術管理課・松本技師
次に、午前中の講義は「道路法面の危険予知について」と題し、一般社団法人千葉県地質調査業協会・高橋高志講師より以下の内容について講義があり、現場研修の事前知識を学んで昼食となりました。
・ 総点検実施要領(案)の概要
・ のり面点検の留意点
午前中の講義
昼食後1時から大型バスに乗車して現場へ・・・。
まずは主要地方道 富津館山線・富津市豊岡地先の吹き付け枠工・アンカー工法面の現場見学です。室内の講義と違い劣化した古い施設を目の前にしての解説に理解も深まったようで、若い技術者には特に好評でした。
次に向かったのが同じく主要地方道 富津館山線・南房総市荒川地先のモルタル吹きつけ工法面です。こちらは古い法面と補修直後の新しい法面が見られることからハンマー打撃音の違いなどがよくわかり生きた教材を提供しています。
この地区は安房土木事務所・前田尚志維持課長の案内と解説も行われました。実際の工事に関する説明が若い技術者には刺激になったようです。
解説の前田尚志安房土木事務所維持課長
現地解散
今回の特別研修は若い技術者に好評でありました。
こういう形の講師派遣は協会としても有意義なことであり、技術管理課始め関係各位様に厚く御礼を申し上げます。
2014年2月 一般社団法人千葉県地質調査業協会