東総工業高等学校地質調査体験講習会報告
東総工業高等学校
平成25年度 地質調査体験講習会 報告
先の平成25年11月22日(金)、千葉県立東総工業高等学校建設科で表記の体験講習会が開催されました。本講習会は、平成25年度CCIちば(千葉県魅力ある建設業推進協議会)「後継者育成事業」における出前講座として一般社団法人千葉県地質調査業協会協力の下実施されたものです。
受講したのは建設科2年生34人で、午前中は土木コース21人、午後は建築コース13人でありました。
会場はCAD室とし、まず開講式が行われ、山田校長のごあいさつ、さらには一般社団法人千葉県地質調査業協会の熱田会長よりあいさつがありました。
山田校長は自宅新築にまつわる地盤調査の重要性を説明され、体験講習を将来に役立てて欲しいという談話がありました。
なお、CAD室は生徒一人一人にCAD一台という恵まれた施設内容でありました。
あいさつされる山田校長
また、日刊建設新聞社、日刊建設タイムズ社の専門2紙の記者も熱心に取材をしていました。
まず、室内講習は一般社団法人千葉県地質調査業協会・坂本副会長によるパワーポイントを使った講義とビデオ学習がありました。
●「地質調査の基礎」
1) 土の名称と粒径
2) 調査項目と機器の紹介
・標準貫入試験
・ポータブルコーン貫入試験
・簡易動的コーン貫入試験
●「地質調査の実際(DVD)」
坂本副会長
以上の室内講習が終わり、野外(校庭)における地質調査実習が開始されました。
・ポータブルコーン貫入試験
・簡易動的コーン貫入試験
それぞれについて二班に分かれ、実際に試験機器を操作する体験学習です。遠慮がちだった体験も次第に熱を帯びておりました。
建築コースの女子生徒奮闘(ポータブルコーン貫入試験)
土木コースの男子生徒(簡易動的コーン貫入試験)
4班に分かれたそれぞれの班が現場測定結果を整理して試験結果の検証です。熱心に取り組んでいた生徒さん達が印象的でした。
同校建設科は実際的な実習を重視し、測量、足場組み立て、鉄筋組み立て、富士教育訓練センター派遣など積極的に技術者育成を行っています。同校の現場重視が入学希望者を惹きつけていると言うことでした。一般社団法人千葉県地質調査業協会として、こういう機会をいただき、山田校長、小島建設科長、関係各位に改めて感謝を申し上げます。
2013/11/22(金) 一般社団法人千葉県地質調査業協会